いま医療の現場ではどのような機能が求められているかといった情報を収集・分析し、その結果を開発部門にフィードバックして製品化を進めていく部署です。その役割は開発部門につないで終わりではありません。新しい機能が臨床での使用に必要な要件を満たしているかどうかを何度も検証し、最終的には病院の医師や技師の方々に使っていただいて確認し、市場に送り出します。

中長期スパンの案件が中心なので、業務内容も多岐にわたります。まず市場の動向やニーズ、最新の技術情報などは、医療現場をはじめ学会や展示会などさまざまな場所で収集します。これらを分析して新製品や新機能のヒントが見つかれば開発部門に持ち込んで形にする一方、薬事申請に向けて膨大なデータから書類を作成する必要もあり、医療や法規制などの知識に加え、社内外の人々と連携していくスキルも求められます。

業務全般に言えるのですが、「丁寧に仕事をするね」と評価される一方で、熱量が足りないように見えるのか「淡々としてるよね」と言われることがあります。入社して間がないので、まず必要なことをきちんと伝えようという気持ちが強いのかもしれません。けれど、コミュニケーションが大切な部署なので、例えば病院で製品を説明するときなどはもっとパッションが伝わるように話そうと自己改革を目指しているところです。

専門知識やコミュニケーション能力の重要性から、難易度の高い職場と感じる人がいるかもしれません。けれど、ザイオソフトは小規模の会社で社員同士の関係はとても円滑。わからないことは必ず誰かが教えてくれますし、モノづくりや医療に興味のある人なら仲間としてすぐに溶け込めるはずです。私も入社以来、知らなかった世界のことを少しずつ学んできました。

入社してまだ1年ちょっとの時、アメリカで開催された放射線分野の学会に参加する機会を与えてもらいました。他の医療機器メーカーも開催に合わせて新製品を発表するなど、この分野では北米で最大規模の学会です。新しい情報に数多く触れて興味は尽きなかったのですが、話したいことがあっても英語になって出てこないというもどかしさを痛感したため、学習支援制度を活用して英語のスキルを向上していきたいと思っています。